「語彙力こそが教養である」(齋藤 孝著)
「言葉は身の文(あや)」ということわざがあります。話す言葉はその人の人格や品位までも表す、という意味の言葉です。
一朝一夕に語彙力を豊かにすることは、さすがに難しいでしょう。しかし、知的好奇心さえあれば、本書で紹介されている語彙を豊かにするためのトレーニングを習慣にすることで、まずは日常をより刺激的なものにしていけそうです。(語彙は教養そのものであり、知的好奇心に比例する。知的好奇心を維持するためには、バイタリティが必要。)そして、5年後、あるいは10年後には、語彙力とともに教養や品格も見違えるほど磨かれ、きっと見える世界も変わっていることでしょう。
第1章 教養は言葉の端々に表れる
第2章 語彙力アップには名著が近道
第3章 テレビやネットでも言葉は磨ける
第4章 8つの訓練で「使える語彙」にする
第5章 洗練された言葉づかいを身につける