読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぴょろりずむ ~本から学ぶ~

読んだ本、読みたい本、読むべき本を紹介していきます。

受験シーズン本番のこの時期に恐縮ですが・・・ 「現役東大生が教科書よりも役に立った100冊」(柳川範之監修)

本が役に立つかどうかは、いかに多く読んだかではなく、また、選んだ本が何かでもありません。役に立つ本かどうかは「読書の仕方」で決まります。極端な話、何を読んでも、ビジネスや生き方をより豊かにする多面的な読み方が出来る人もいれば、そうでない人もいるということです。(絵本から社会の奥深さを学べる人、あるいは、四コマ漫画から未来を創造するヒントを得る人もいるわけです。)

 

本書では、社会で力を発揮していきたい人であれば、5つの力をつけるべきであり、それは、「社会力」「向上力」「理解力」「まとめ力」「創造力」であると整理しています。そして、別の誰かになりきる読み方、『なりきり読書』という方法を提案しています。

 

《本書の内容》

Chapter1 役立つ本の読み方とは?

Chapter 2  社会力を磨く なりきり"偉人・ヒーロー" 読書

Chapter 3  向上力を磨く なりきり"王様" 読書

Chapter 4  理解力を磨く なりきり"先生" 読書

Chapter 5  まとめ力を磨く なりきり"TED講演者" 読書

Chapter 6  創造力を磨く なりきり"映画監督" 読書

 

個人的には、Chapter4「先生読書」、Chapter6「映画監督読書」を試してみたいと思いました。

「先生読書」とは、自分自身の理解を深める目的で、敢えて関係のない第三者に教えるつもりで読む、という読み方です。「分かったぞ」というところから、さらに噛み砕いて深めるという作業がポイントです。具体的には、自分自身でQ&Aを展開したり、言葉に出して説明してみたりすることです。

理解力を深めて読むということは、きちんとその背景や、別の事柄との関係を落とし込むということです。そうすると知識も深まり、より物事の本質をしっかりと摑むことができます。

「映画監督読書」は、小説等を読む際に自然とこういう読み方が出来る人も多いとは思いますが、要するに「情景を思い描きながら読む」ということです。もっと言えば、「どんな風に撮ろう?」とか、そのシーンの絵コンテを作ってみるようなイメージです。

何気ないシーンとシーン、言葉と言葉の間に、どんな想い、空気が流れているのかを感じると、物語をより情緒的に感じられます。

こういうのが本当に贅沢な読書の仕方ではないでしょうか。

 

そして、Chapter 2~6では、それぞれのテーマ毎に東大生が選んだ数々の本が紹介されています。それらの概要やストーリー、東大生たちの直筆推薦コメント、監修の柳川先生によるアドバイスを拾い読みするだけでも、ためになるし、読書への意欲が湧いてくると思います。

 

新たな読書の魅力を発見してみたい方にお薦めの一冊です。 

現役東大生が教科書よりも役に立った100冊

現役東大生が教科書よりも役に立った100冊